Research Institute for Social Sciences

社会科学研究所

2010年度

【2010年度】


●第1回

<テーマ>
 人と地球に優しい住宅とは?
 

<趣旨・目的>
 地球温暖化防止のためには、増加しつつある民生部門のエネルギー消費をいかに抑制するかが問われています。本研究会では、住宅に焦点を絞り、地元産材の利用による山村の活性化と炭素固定を図るとともに、省エネ型木造住宅の普及拡大と地場産業の活性化、低炭素型社会の構築を図るための課題と方策を考察しています。また、伝統のなかで培われてきた京都の町家の持つ省エネの工夫に学ぶとともに、現代の木造住宅に利用可能な、低廉かつ現実的な省エネ技術と行動とはどのようなものであるのかについても検討しています。
 今回は、住宅のエコリフォームに詳しく、京都省エネ住宅・省エネリフォーム普及協議会のメンバーである近畿大学の岩前先生を講師に招き、意見交換します。多くの方のご参加を歓迎します。

<講師>
 岩前 篤(近畿大学理工学部建築学科・教授)

 大手ハウスメーカーで17年間温熱環境や結露の研究に携わる。基礎断熱や断熱性能の計測、部分断熱の技術に関する研究に取り組んでいる。
 
 日時: 2011年1月19日(水)18:30~20:30
 場所: メルパルク京都(京都駅前) 第一研修室(4階)
      (京都市下京区東洞院通七条下ル東塩小路町676番13)
 主催: 龍谷大学社会科学研究所
 企画: 法学部・北川 秀樹


●第2回

<テーマ>
 失業する権利-フランスのワークフェアを手がかりに-
 

<趣旨・目的>
 社会科学研究所の共同研究グループ(グローバル経済危機下における失業者の生活保障-労働と社会保障の連携に焦点をあてて-:代表:脇田滋)は、日本の問題状況とともに、比較研究についても研究を重ねてきました。
 これまで日本、ドイツ、韓国などの失業者の生活保障問題を議論しましたが、この度、フランスの失業と雇用保障の仕組みについて、多くの著書、論文を発表しておられる、県立広島大学の都留民子さんを講師に招き、社研の月例研究会として下記の通り、特別の研究会を企画しました。
 都留民子さんは近著『失業しても幸せでいられる国 フランスが教えてくれること』(日本機関紙出版センター、2010年)などで「失業する権利」を主張され、注目されている論者です。関心をお持ちの皆様に、ご参加をいただければ幸いです。
 
<講師>
 都留 民子(県立広島大学)
<コメンテーター>
 脇田 滋(龍谷大学)・木下 秀雄(大阪市立大学)
<司会>
 木下 秀雄(大阪市立大学)

 日時: 2011年2月3日(木)13:15~16:00
 場所: 龍谷大学深草学舎 紫英館2階第3共同研究室


●第3回

<テーマ>
 パッシプソーラーと省エネルギー
 

<趣旨・目的>
 地球温暖化防止のためには、増加しつつある民生部門のエネルギー消費をいかに抑制するかが問われています。本研究会では、住宅に焦点を絞り、地元産木材の利用による山村の活性化と炭素固定を図るとともに、省エネ型木造住宅の普及拡大と地場産業の活性化、低炭素型社会の構築を図るための課題と方策を考察しています。また、伝統のなかで培われてきた京都の町家の持つ省エネの工夫に学ぶとともに、現代の木造住宅に利用可能な、低廉かつ現実的な省エネ技術と行動とはどのようなものであるのかについても検討しています。
 今回は、日射を取り込んで暖房の補助にしたり、風を取り込んで冷房の補助にしたりするような自然エネルギーを利用したパッシプソーラーと省エネルギーに詳しい講師を招いて開催します。ご参加を歓迎します。

<講師>
 南 雄三(住宅技術評論家)

 日時: 2011年3月19日(土)14:00~16:00
 場所: キャンパスプラザ京都6階 龍谷大学サテライト教室