第128巻『團藤重光研究 法思想・立法論、最高裁判事時代』
第128巻
『團藤重光研究
法思想・立法論、最高裁判事時代』
福島 至 編著者
日本評論社 2020年2月刊
ISBN978-4-535-52471-2
はしがき
凡例
序章 團藤重光研究の意義と本書の概要
福島 至
第1部 團藤重光の法思想・立法論
第1章 法学教育史から見る法制史についての一考察
―東京帝国大学生・團藤重光の受講ノートをたよりに
畠山 亮
第2章 満蒙問題と團藤重光
―團藤文庫所蔵「蒙古聯合自治政府」法制関連資料の紹介
岡崎まゆみ
第3章 東大と防空
―團藤重光と東京帝国大学特設防護団法学部団
太田宗志
第4章 法学の研究動員と團藤重光
―戦時下の学術研究会議を中心として
小石川裕介
第5章 改正刑法準備草案と團藤
―名誉に対する罪をめぐる戦前・戦後の刑法改正事業
髙田久実
第6章 團藤重光の人格責任論
―その形成過程に着目して
玄 守道
第7章 昭和28年刑事訴訟法改正と團藤重光
出口雄一
第8章 團藤文庫『警察監獄学校設立始末』から見えてくるもの
―明治32年・警察監獄学校の設立経緯
兒玉圭司
第2部 最高裁判事としての團藤重光
第9章 最高裁判例の形成過程と團藤重光文書
―国公法違反被告事件(大坪事件と猿払事件)をめぐって
赤坂幸一
第10章 学者としての良心と裁判官としての良心
―共謀共同正犯についての團藤意見を中心として
村井敏邦
第11章 凶器準備集合罪の法益と團藤補足意見
―1983(昭和58)年6月23日最高裁第一小法廷判決
古川原明子
第12章 迅速な裁判を受ける権利の保障をめぐって
―多数意見と團藤少数意見
福島 至
第13章 流山事件最高裁決定と團藤重光補足意見の意義と特徴
斎藤 司
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