第105巻『ディーセント・マネジメント研究-労働統合・共生経営の方法-』
第105巻
『ディーセント・マネジメント研究
-労働統合・共生経営の方法-』
重本直利 編著
晃洋書房 2015年3月刊
ISBN 978-4-7710-2614-8
はじめに
序章 ディーセント・マネジメント論 ―統合と共生の視点から―
第Ⅰ部 労働統合研究
第1章 企業経営と福祉経営の統合に関する特例子会社の役割と可能性
―社会福祉法人・太陽の家と特例子会社―
第2章 日本の「社会的企業」と経営者の「意思」
―株式会社日本理化学工業と株式会社中村ブレイスの事例を中心に―
第3章 中小企業における障がい者雇用の取り組みの現状と課題
―有限会社思風都と株式会社ロハス余呉の事例を中心に―
第4章 WISEにおける利益追求 ―北海道(道北)のWISE事例をもとに―
第5章 協同組合による福祉事業・就労支援事業の実践 ―高齢者生協の事例から―
第6章 個別的就労支援(IPS)と労働統合 ―就労支援センター「そらいろ」の事例―
第7章 エイブルアートによる価値開発と創作労働
―障がい者の自立を支援する「たんぽぽの家」のマネジメント―
第8章 労働統合と日本企業の経営システム ―特例子会社の経営から考える―
第Ⅱ部 共生経営研究
第9章 農業・農村における共生経営
第10章 農業における個人経営と法人経営の統合 ―農事組合法人オホーツク網走二六の事例研究
第11章 現代の技術構造と“管理不能”の原発―福島原発事故からの技術における倫理への問い―
第12章 共生経営の此岸にあるもの ―公害問題と「資本の生産力」―
第13章 株主価値志向経営と新自由主義的グローバル化―市民価値志向経営への転換のために―
第14章 途上国と多国籍企業の共生に向けて ―南太平洋島嶼国の開発と環境―
第15章 共生経営に向けた企業内制度と外部機関の取り組み
第Ⅲ部 統合・共生の思想・理論研究
第16章 あらためて資本主義に生きる ―共生の歴史性をめぐって―
第17章 共生経営と「使用価値」 ―使用価値で結ぶ社会関係性への転換のために―
第18章 なぜ、社会倫理なのか? ―「社会と市場経済」―
第19章 マネジメントの世紀からアソシエーションの世界へ ―移行期としての現代社会の解明―
第20章 組織の矛盾と人間 ―企業と政党の比較論序説―
第21章 国家 for/against 会社
第22章 社会共生学の方法 ―「資本主義をマネジメントする」方法として―
第Ⅳ部 日本における共生経営の源流
第23章 前近代の共生経営
第24章 近代の共生経営
おわりに ―労働統合・共生経営の実現へ