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第116巻『安重根と東洋平和』

第116巻第116巻
『安重根と東洋平和』

李 洙任/重本 直利 編著
明石書店 2017年3月刊
ISBN 978-4-7503-4498-0

はじめに
序章 安重根の遺墨と和解に向けての越境的対話

第Ⅰ部 安重根像
 第1章 歴史の沈黙と歴史の記憶
    ―安重根の遺墨と「東洋平和論」の意義

 第2章 東アジア歴史認識問題の焦点としての安重根
    ―東北アジア情勢と「東洋平和論」

 第3章 安重根と梁啓超
    ―近代東アジアの二つのともしび

 第4章 安重根遺骸発掘の現況と課題
    ―日本に問う、遺骸はどこにあるのか

 第5章 東洋平和とは何か
    ―安重根が拓いた新地平

第Ⅱ部 歴史認識
 第6章 越境する戦争の記憶
    ―歴史認識、草の根の和解そして安重根の遺産

  補論1 首相談話から見えて来る、この国の歴史認識

 第7章 安重根の汎アジア主義と日本の朝鮮学校のトランスナショナルな類似点について

  補論2 高校無償化からの朝鮮高校除外の問題に関する意見書

 第8章 福沢諭吉の朝鮮観
    ―勝海舟と対比して

 第9章 転向者・小林杜人における「弁証法」的真宗理解について

第Ⅲ部 過去責任
 第10章 こじれた日韓関係 和解への道を探る!
    ―強制連行・『慰安婦』問題についての韓国の判決を手掛かりに

 第11章 韓国大法院判決とダーバン宣言から見る朝鮮人強制連行・強制労働
    ―日本製鐵(現・新日鐵住金)の事例から

 第12章 強制連行企業の戦後補償責任
    ―現代日本企業の過去責任と責任倫理

 第13章 戦時期国策会社の鉱山開発
    ―『帝国鉱業開発株式会社社史』から

  補論3 鉱山労働者の苦難を学び、未来に活かす

 第14章 地域史料の掘りおこしと歴史教育

 終章 「東洋平和論」の現代的探求―越境的連帯へ

おわりに