第37巻『フィールドワークの新技法』
第37巻
『フィールドワークの新技法』
中村尚司・広岡博之 編 (日本評論社)
ISBN 4-535-58272-6
はしがき
第1章:フィールドの大地へ出よう (中村 尚司)
1.フィールドワークの全体性
2.フィールド調査とその報告
3.何よりも大切な問題意識:何を明らかにしようとするのか
4.主要な調査項目
5.報告書の目次を作成:起承転結の論理的な構成になているか
6.報告論文執筆上の留意事項
第2章:フィールド調査のアプローチ (舟橋 和夫)
はじめに
1.タイ東北部の一農村・ドンデーン村調査から
2.タイ国ヤソトン県多数村落調査から
3.地元守山市の調査から
結びにかえて
第3章:フィールド調査とフィールド体験 (山崎 正史)
はじめに
1.モンゴル・遊牧研究におけるフィールドワークの必要性
2.フィールド調査
3.フィールド体験
第4章:文化人類学と農村社会学におけるフィールドワークの方法 (末原 達郎)
1.文化人類学と農村社会学
2.言語による相違
3.現地滞在の方法について
4.モノグラフとエスノグラフィー
5.日本におけるフィールドワークとモノグラフ
第5章:ライフヒストリー調査 (中川 ユリ子)
はじめに
1.ライフヒストリー研究はどのように生まれたのか
2.ライフヒストリー--聞き手と語り手の共同作業
3.実践編--ライフヒストリーの採集と資料整理
4.個人史の代表性・信憑性
おわりに
第6章:フィールド調査の新展開 (広岡 博之)
はじめに
1.フィールド科学とは
2.フィールド調査とは
3.フィールド調査の科学性
4.民際学のアプローチ
5.システム科学とフィールド調査
6.フィールド調査の新しい視点
第7章:民際学におけるフィールド (森住 明弘)
1.従来のフィールド観に対する疑問
2.既存の学問観
3.物質系と人間系の要素のちがい
4.従来の学問の体系の方法とその問題
5.民際学のモデル化の方法
6.民際学におけるフィールド
7.民際学の展開事例
第8章:フィールド調査における統計学の利用 (広岡 博之)
はじめに
1.なぜ統計処理は必要か
2.必要なサンプル数
3.クロス集計表の分析法
4.統計分析ソフトウェア
第9章:コンピュータを利用したフィールド調査法 (丸岡 律子)
1.フィールド調査でのコンピュータ利用
2.データの変数化
3.データの整理--Excelの利用法(1)
4.データの集約--Excelの利用法(2)
5.データ分析の準備--ExcelのからSPSSへ
6.データ分析の概要--SPSSを使う
7.プログラムを組んでみる--シンタックスウィンドウの利用
第10章:フィールドワークのための空間情報と地域分析ツール (小林 慎太郎)
はじめに
1.フィールドワークにおける空間情報の利用
2.システム・ダイナミックスにもとづく地域の分析