第38巻 『生命・環境と現代社会』
第38巻
『生命・環境と現代社会』
平野 武 編 (晃洋書房 2000)
はしがき
第1章:社会哲学の構想 (加茂 直樹)
1.本稿の目的
2.法による道徳の強制をめぐって
3.医療をめぐって
4.環境をめぐって
5.社会哲学の可能性と必要性
第2章:末期医療における看護活動の法的検討 (星 和美)
1.はじめに
2.末期医療の概観
3.末期医療と看護活動
4.末期医療の現場から-事例の検討-
5.末期医療における看護活動の課題
第3章:医療情報の公開と開示 (平野 武)
1.はじめに
2.情報公開・開示の根拠
3.医療情報開示の手段
4.医療上布の公開・開示とプライバシー保護
第4章:「介護保険」と社会保障 (宮永 昌男)
1.はじめに
2.社会保障制度の歴史と介護保険制度導入の経緯
3.介護保険制度の概要
4.介護保険制度の問題点
5.おわりに
第5章:生と死と宗教―「水子供養」と「脳死問題」 (新田 光子)
1.はじめに
2.「生成の世界」と「定着の世界」
3.「水子供養」と「脳死問題」
4.「定着の世界」における死と宗教
5.「いのち」の尊厳ということ
第6章:ピルから見える自己決定の問題―性関係の倫理学をもとめて (田村 公江)
序.問題提起
1.自己決定原理とは何だったのか
2.社会的問題としてのピル
3.私的関係におけるピル問題
4.まとめ
第7章:生きものとしてのエルニーニョ現象 (増田 啓子)
1.はじめに
2.エルニーニョ現象とは
3.1997/98年エルニーニョとは
4.エルニーニョ現象による影響
5.ラニーニャ現象による影響
6.エルニーニョ・ラニーニャ現象がもたらす世界の異常気象
7.異常気象と地球温暖化の関係
8.これからのエルニーニョ・ラニーニャ現象
9.おわりに
第8章:生命と環境-自然環境をめぐる問題 (谷本 光男)
1.はじめに
2.現代の環境問題
3.環境問題と科学技術文明への批判
4.ディープ・エコロジーの思想的基盤
5.結びにかえて