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第39巻 『新農基法と21世紀の農地・農村』

第39巻第39巻
『新農基法と21世紀の農地・農村』

甲斐 道太郎・見上 崇洋 編 (法律文化社 2000)

第1章:グローバル化のなかの日本資本主義と地域・農業 (大泉 英次)
 Ⅰ グローバル化のなかの日本資本主義
 Ⅱ 長期不況下の地域と農業
 Ⅲ 「経済再生」戦略における都市と農村

第2章:2つの基本法と土地・農地問題 (山田 良治)
 Ⅰ 農業基本法下の土地問題
 Ⅱ 新農基法の成立と土地問題-農地法の桎梏化とその意味

第3章:現段階の中山間地域農業問題と対策 (溝手 芳計)
 Ⅰ はじめに
 Ⅱ 中山間地域農業問題の現状と背景
 Ⅲ 中山間地域農業の生産条件
 Ⅳ 中山間地域農業対策の検討
 Ⅴ むすび

第4章:地域農業の変化と担い手構造の新局面-京都府の実態を基礎にして- (藤井 洋一) 
 Ⅰ はじめに-課題と限定
 Ⅱ 検討対象を京都に限定することの妥協性とその意義
 Ⅲ 地域農業における担い手の存在状況
 Ⅳ 担い手をめぐる新しい変化の局面とその特徴
 Ⅴ 担い手構造の現局面の要約と農地制度上の課題

第5章:農地法・農振法による農地転用制度の課題 (豊田 洋一) 
 Ⅰ はじめに
 Ⅱ 農地法による農地転用規制と農振法による利用転換規制の問題点
 Ⅲ 98・99年農地法・農振法改正の概要と特徴
 Ⅳ 98・99年改正によって改善された事項と改善されなかった事項
 Ⅴ おわりに

第6章:農地賃貸借に関する法制度的検討-許可と契約をめぐる判例分析を中心に (牛尾 洋也)
 Ⅰ はじめに
 Ⅱ 農地賃借に関する判例分析
 Ⅲ むすびに代えて

第7章:農業生産法人制度改革と「耕作者主義」 (鈴木 龍也)
 Ⅰ はじめに
 Ⅱ 農地法体制の変遷と「耕作者主義」
 Ⅲ WTO体制下における株式会社参入問題
 Ⅳ むすび

第8章:森林保全と森林法の論理   (吉岡 祥充)
  -1951年森林法における森林計画制度に関する覚書- 
 Ⅰ 問題の所在-森林保全とその法制度の課題
 Ⅱ 旧森林法における森林保全制度とその問題点
 Ⅲ 1951年森林法における森林保全制度の再編成
 Ⅳ むすびに代えて-1951年森林法の今日的意義と射程
 
第9章:農村空間形成の現状と法的課題-土地利用規制と地域づくりとの関連で- (見上 崇洋)
 Ⅰ はじめに
 Ⅱ 構造立法の変容と農業・農地
 Ⅲ 農村社会像形成の法制度について
 Ⅳ まとめに代えて

座談会:新農基法と農地・農業・農村問題のゆくえ

 資 料:食料/農業/農村基本計画