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第94巻『刑罰論と刑罰正義―日本-ドイツ刑事法に関する対話―』

第94巻第94巻
『刑罰論と刑罰正義
―日本-ドイツ 刑事法に関する対話―』

金尚均/ヘニング・ローゼナウ 編著
成文堂 2012年3月刊
ISBN 978-4-7923-1945-8

はじめに

第1部 刑事手続における諸問題
[第1テーマ]
 日本における裁判員裁判制度について : 村井敏邦
 ドイツ刑事訴訟法における素人の関与-歴史的、教義学的、比較的観点-
                              : アルント・コッホ (訳・田中久美)
[第2テーマ]
 同意による刑事手続-日本における特に起訴便宜的手続打切りと合意- : 加藤克佳
 ドイツ刑事手続における合意 : ヘンニグ・ローゼナウ(訳・加藤克佳)
[第3テーマ
 刑事立法(刑法、刑事訴訟法の立法)へ与える被害者保護の影響 : 只木誠
 ドイツ刑法および刑事訴訟法における被害者保護の展開について
             -ある終わりのない物語- : ヨアヒム・ヘルマン (訳・只木誠)

第2部 刑法上の諸問題
[第4テーマ]
 刑罰と処分の機能-ドイツおよび日本における社会の不安感の増大を背景とした選択肢-
                                        : 浅田和茂
 刑罰と処分の機能-ドイツおよび日本における社会の不安感の増大を背景とした選択肢-
                                        : アルント・ジン (訳・浅田和茂)
[第5テーマ]
 刑罰の再社会化機能-日本の新行刑法典- : 石塚伸一
 刑罰の再社会化機能 : ハンス=ルートヴィッヒ・シュライバー (訳・石塚伸一)
[第6テーマ]
 いわゆる安全刑法をめぐる日独の議論状況について : 玄守道
 敵味方刑法の理論について : ギュンター・ヤコブス (訳・玄守道)
[第7テーマ]
 最終手段としての刑法-日本における最近の新たな刑事立法- : 嘉門優
[第8テーマ]
 社会的迷惑行為と刑法の機能 : 金尚均
 信条の冒瀆とホロコーストの否定を例とした、ひどく不快な行動への反作用としての刑罰
                (ドイツ刑法160条、同130条3項) : タチアナ・ヘアンレ (訳・田中久美)