第96巻『現代市民法学と民法典』
第96巻
『現代市民法学と民法典』
池田恒男・高橋眞 編著
日本評論社 2012年3月刊
ISBN 978-4-535-51886-5
はしがき
第1部 市民法学とは何か?
現代市民法試論 : 池田恒男
市民法の現代的意義 : 田中教雄
「市民法学」の意義と継承 : 髙橋眞
第2部 市民法学の方法-法典・判例・学説
歴史から眺める民法(債権関係)改正-サヴィニーを視座として : 赤松秀岳
末弘厳太郎の判例論-20世紀初頭のドイツにおける議論と対比して : 杉本好央
民法94条2項および同110条の重畳類推摘用の「限界」を超える事例における
真正権利者の帰責根拠 ―最一小判平18・2・23・民集60巻2号546頁の位置づけ : 中山布紗
第3部 権利の発見と市民法理論
保護法益の多様化と不法行為法の基本要件-権利侵害と違法性を中心に : 吉村良一
景観保護における違法性論の展望-ドイツ不法行為法823条2項を手がかりとして : 牛尾洋也
平穏生活権論に寄せて-近時の産業廃棄物処分場差止め判決に関連して : 神戸秀彦
交通事故慰謝料(特に後遺障害慰謝料)算定と、非財産的損害の原因の構造について
: 住田守道